梅酒の作り方 - 梅酒ブログ検索ページ

ベースのお酒・健康的な梅酒はいかがでしょうか

梅「ホワイトリカーではちょっと・・」「せっかく作るのだから美味しい梅酒を・・」と思われる方が多くなってきました。そんな方には無添加・特別栽培のお酒で造る「本物の梅酒の作り方」を伝授します

35%のホワイトリカ-で梅酒を作る。これは砂糖精製後の廃糖蜜とよばれる真っ黒な液体から作られるので気持ちが悪いから、ホワイトリカ-で漬けないと言われる方がふえてきました。もともとホワイトリカ-と呼ばれる甲類焼酎は、昭和10年に飲用として認められるまでは、工業用アルコ-ルとして 使われたものなのです。

それなら昔から伝わる伝統的な梅酒の作り方とは何でつくられてきたのでしょう? そうなんです。乙類焼酎と呼ばれる日本各地で伝統的に作られてきた本格焼酎で作る梅酒が、本当の梅酒の作り方なのです。

当店では、無添加本格焼酎はもちろんのこと、有機・特別栽培で造られた安心な純米原酒で漬ける梅酒の作り方をお勧めしています。

おいしい梅酒の作り方と言ってもとりたてて難しいことは何もありません。まずは 当店おすすめの身体にやさしい純米原酒をお使い下さい。ただそれだけでホワイトリカーで漬けるより美味しさがぐっと増します。

梅酒用酒類1.8L

ホワイトリカーで漬けるより、断然香りとこくが全然違います。どうせ漬けるなら本格焼酎や純米酒で漬けるとおいしさが大幅にアップします。

初めて梅酒を作る方は最初の1本は純米原酒で作って下さい。たくさん梅酒を作る方も1本は必ず純米原酒で作って下さい。梅が身体に良いのは皆様ご存じの通りですが富久錦の特別栽培米で造った純米原酒には、必須アミノ酸やビタミン等100種類以上の有効成分を豊富に含んでいますので今までよりもっともっと身体にやさしい梅酒を作ることが出来ます。

さらに消化吸収の良い果糖は生命維持のみなもとであるグリコーゲンを多量に造り出すと言いますし、特に蜂蜜は各種ビタミン、ミネラル、アミノ酸など ほかにカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分など豊富に含まれ、 ハチミツほど理想的な栄養体はないと言われる程ですから、こんな自然のすばらしい産物を梅酒・果実酒作りに利用しない手はありません。

また少し高価になりますが コーボンを使う方も増えています。
純粋ハチミツの10倍もの天然酵母を含み 醗酵食品(生きた)の摂取量が少なくなってきた今の私たち、日本人に不足している天然酵母を補給してくれます。
また、糖分の気になる方には ぜひコーボンで梅酒を作ることをおすすめします。

梅酒の作る前に準備するもの

用意するもの

おいしい梅酒を作ることはカンタンです。
おいしい料理を作る時と同じように材料選びがポイントだと思います。おいしい食材とおいしい調味料でおいしい料理が生まれます。良い梅、飲んでもおいしい酒類そしてこだわりの糖類からおいしい梅酒が出来上がります。
当店では、おいしい梅酒、果実酒を作っていただけるよう、おいしくそして安心で安全な材料を選びに選んでお届けします。

梅の実 (梅酒用酒類1.8Lに対して1kg~1.2kg)

梅

おいしい梅酒の作り方の第一は良い梅を選ぶこと。青梅、青梅と言葉が一人歩きしているようです。流通段階ではキズが付きにくい青梅が良いのですが 実際には完熟直前の少し黄ばみがかってきたものの方が良いと思います

梅酒は名前の通り梅が主役。
おいしい梅酒の作り方の第一は良い梅を選ぶこと、当たり前のことなのですがこのことが意外と忘れられているように思います。

当店では 前日まで梅の樹で熟させた梅をできるだけ早くお届けするため産地からの直送のみの取り扱いです。そのため最小で5kgからとなりますが、梅酒や梅ジュース、梅酢ご利用方法はいろいろありますのでぜひご利用下さい。

品種は紀州南部の南高梅が最高とされています。(当店では紀州滝川農園の最高の南高梅を販売しています)

梅酒用酒類1.8L

ホワイトリカーで漬けるより、断然香りとこくが全然違います。どうせ漬けるなら本格焼酎や純米酒で漬けるとおいしさが大幅にアップします。

果糖・蜂密・コーボン・氷砂糖・黒砂糖

下記の糖類をお好みでお選び下さい。
梅酒用酒類1.8Lに対して約1kgですがお酒によって、好みによっても入れる量を加減してください。
コツはあとから加えることができますので最初は少ない目で作る事。コーボン、蜂密は超オススメですが手軽に作られるなら梅エキスの抽出力も強くカロリーも少なく身体のカルシウムを消費しない果糖をオススメしています。
コーボンを使えば血糖値などを気にされている方にもおすすめできるヘルシーな梅酒の出来上がります。

おすすめ梅酒レシピ・無添加麦焼酎・天盃梅酒用で漬ける梅酒

無添加焼酎でつくる梅酒の作り方

大麦100%、麦の風味が生きる芳醇な風味が、梅の酸味を引き立てます。
焼酎自体が熟成するため、。長期熟成させるほど、深い味わいを楽しめます。
アルコール度が35度あるので、梅の成分がよく抽出され、カビが生じることもありません

日本酒で漬ける まろやか梅酒の作り方・漬け方

日本酒で漬ける梅酒です。20度ある純米酒は日本でも、このお酒だけかと思います。お酒そのものに焼酎よりもコクがあるため、糖分控えめでもOK。純米原酒のやわらかな風味と梅のさわやかな酸味がベスト・マッチ。やわらかな印象の梅酒に仕上がります。アルコール度数が焼酎より低いので、冷暗所で保管を。氷砂糖は300g~800g(果糖は300g)

日本酒梅酒の材料

日本酒梅酒の材料

  • 用意するもの
  • 日本酒・富久錦純米原酒(アルコール度数20度以上) 1.8L
  • 梅 1kg
  • 氷砂糖 300〜800g(果糖は300g)

梅酒作りでよくある質問

梅の実が固くシワシワになってしまっていますが?

原因として考えられるものに2つあります。ただし梅酒の出来上がりには余り関係ないように思います。

  1. 見かけは同じ青梅でも中まで完熟した梅ならシワにならないようです。
  2. 果糖で漬けるとシワになりにくいようです
  3. 糖類を余り多く入れるとシワになりやすいといえます

梅酒を作る時お酒と糖類がまざってできた液の糖度と梅の実内部の糖度の差によってできる浸透圧によって梅の実のエキスが抽出され梅酒ができます。このことからもヘルシーに作りたいからといってもある一定量(酒類1.8Lに対して500gくらい)の糖類を入れなければエキスを十分抽出した梅酒ができません。

余談ですがいろんな利点があって当店では果糖をおすすめしていますが(詳しくは果糖のページをご覧いただければ良いのですが)果糖は白砂糖類の1.5倍の甘さで氷砂糖などの6~7割の量ですみ、浸透圧(果物の成分を抽出する力)が氷砂糖の2倍さを発揮します。その分カロリーカットすることができます。氷砂糖などの糖類と果糖との浸透圧による梅の実からのエキスの抽出力の差はご家庭でもカンタンに実感できます。梅の出回る季節には梅酒だけでなく梅シロップを作られる方も多いと思いますがこの時に氷砂糖で作るものと果糖でつくるもの2つ同時にお作り下さい。数日たつと氷砂糖の方はなにの変化もありませんが 果糖の方はエキスが抽出され始め液が出始めています。

このことから糖類を余り多く入れるとシワになりやすいといえますがそれだけではなくいろんな要素があるようです。おすすめしています樹上完熟の滝川農園の青梅ならシワシワにならないように思います。見かけは同じ青梅でも中まで完熟した梅ならシワにならないようです。

梅酒作りの一口メモ

梅酒作り一口メモ

梅酒のブレンド

5年以上経った梅酒は もちろんそのまま飲めば熟成した味わいがありおいしくいただけますが新しい梅酒をブレンドしたり、さらに年代の違う梅酒どうしをブレンドすると味がグーンとよくなります。

アルコールに弱い方やお子様には

最近人気の梅ドリンクといえば梅シロップがあります。さわやかな味わいとヘルシーさに加え

  1. ノン・アルコールであること
    アルコールに弱い方やお子様、またドライバーにぴったり!
  2. 出来上がりが早いこと
    3~4週間できあがってすぐ飲める

など現代的な利点もあります。

胃腸不良や疲労回復に効果があるので今年の夏の健康保持にぜひお試しください。

梅のタネにはこんな使い方も

梅酒作りに使った梅のみは食用にされる方も多いですが、タネは捨てられるのが普通です。
これを割って梅仁(いわゆる天神さま)だけをもとの酒に漬け込む方法もあります。

梅がもつ効用

梅がもつ効用は多く、昔から妙薬として珍重されています。
梅には果実に多く含まれるクエン酸の他に、梅独特の“梅酸“という成分が含まれていてこれが殺菌力となり、また風味の源となっています。クエン酸は、エネルギー代謝をスムーズにして疲労感を取り除き、近年増加している動脈硬化などの成人病予防にも効果があると言われています。

梅酒作り10ヶ条

その1:使うお酒は安全なものを選びましょう

安全に疑問のある廃糖蜜から造ったホワイトリカーが一般的ですが当店では健康を考えて特別栽培の「富久錦・純米原酒20度」無添加・残留農薬ナシ「天盃・梅酒用焼酎35度」を主におすすめしています。お好みにより泡盛「瑞泉 青龍30度」本格黒糖焼酎「浜千鳥乃詩(梅酒用)原酒38度」をおすすめしています。 もちろん、マニアには、ブランデー、ウイスキ-、ジン、ウォッカ、ラムなどもありますが一般に梅酒用として売られている1升瓶やパックのものはおすすめしがたいので扱っておりません。

なぜなら飲用に使われることのないと言うよりはそれだけでは飲めないホワイトリカーや梅酒用ブランデー、梅酒用ウイスキーと称するものでおいしい梅酒は出来ません。 ブランデーやウイスキーで作る時は普通に飲むために販売されているブランデーやウイスキーで作られることをオススメします。

梅酒用ブランデー、梅酒用ウイスキーのラベルを見ていただければ分かりますがこれらはお酒の区分としてリキュールの表示があると思います。これはブランデーやウイスキーに他のものが混ぜ合わせてあるということでホンモノのブランデーやウイスキーではありません。

せっかく手間、暇かけて家庭で作るのですから、買おうとしても買うことのできないいちばん身体に良い梅酒をつくっていただくとが当店の願いです。

その2:使う果物は新鮮なものが一番《樹上完熟》

材料の種類によって熟成の度合いは異ってきますが、何を使うにしても、新鮮で傷んでいないものが一番。 梅の時期に当店でおすすめしています。

「滝川農園の南高梅」は梅造り名人が有栽培した最高の南高梅ですが、さらにおすすめする理由は 前日まで樹上で完熟をまっていた梅が午前中に収穫されて翌日お手元に届きます。 それに化学肥料や除草剤は使わず殺虫剤も極力抑えて栽培されています。

その3:もっと身体にやさしい糖類を!

一般的には氷砂糖が使われますが糖分の取りすぎは体質を酸性にし肥満、糖尿病等々の心配もありますので当店では果糖、ハチミツをおすすめしています。

果糖は高い浸透圧(果物の成分を抽出させる力)で普通の糖類の2倍の力を発揮、さらに保香性が強く、また梅にシワができにくくカビの予防効果もあり、また吸収されると生命維持のみなもとであるグリコーゲンを多量に作り出すと言います。(詳しくは果糖の項をご覧下さい)

昔どおり氷砂糖でと言われる方にもとっておきの氷砂糖をご紹介します。ついでに最初のは糖分は少なめ目にいれることをおすすめします。材料からのエキスの抽出は浸透圧によりますので全く入れない訳にはまいりませんが、控えめに入れることをおすすめします。出来上がってから甘味料を好みに応じて加えることにより、味をやわらげ、まろやかにします。

その4:水けを切れ!

材料を水洗いしたあと、水けは十分にふきとります。水けの残ったまま容器に入れると、原酒が薄められるし、カビや腐敗の原因となります。

その5:細かい比率は気にしないで大丈夫!

好みによって、材料とお酒の比率はまちまちです。各項ごとに、だいたいの目安を紹介していますが、「比率を違えても、それなりのできばえが楽しめる」という大原則を、知っておきましょう。

その6:熟成度も、好みの領域

多くの果実酒は2~3ケ月で熟成するのですが、半分ほどの期間が経過すれば、たいていは飲むことが可能です。若い味覚を楽しむか、熟成の未知の世界もあります。

その7:ときには、ゆすってやる

瓶の中での混ざり具合やまた細かく言えば植物の育った環境によっても、上下表裏の生育の状態が異なるものですので同じ果実や花であってもより効果的にエキスを抽出するために、数日ごとに容器をゆすって、材料を動かしてやるといいでしょう。特に最初は梅の実が浮いたりするので 梅の実が沈んでしまう2週間くらいの間は浮いた梅の実は空気にふれそこからカビが発生したりしますので毎日ゆすって液に濡れた状態を保つよう心掛けて下さい。

その8:長期保存は、色つきびんで

容器は、市販の果実酒用広口びんでも、インスタントコーヒーやジャムの空きびんでも良いですが、ニンニクなど長期保存用は、温度、光線の影響が、比較的少なくなるから色つきびんが好ましいです。

その9:保有は冷暗所で

光の射す、明るい場所で保存するのは禁物です。北側の縁の下か台所の床下、マンションなら、押入れの下段などが良いでしょう。冷蔵庫では、温度が低すぎて 熟成しないのでかえってよくないです。

その10:ルールを守って おいしい果実酒を作りましょう

ブドウは作れません

昭和46年以来、果物、野草を問わず、ほとんどの植物が家庭用果実酒の素材に使えることになっています。ただし、穀類とブドウ、ヤマブドウは、醸酵させて酒類を作ることができるので、酒税対策上と思いますが解禁されていません。

酒税法「酒類と混和する物品は糖類、梅その他省令で定めるものに限る」(葡萄/米・麦・あわ・とうもろこしなどの雑穀は不可)

みりんや普通の日本酒で作ることは禁止です。

酒税法「混和前の酒類は、アルコール分20度以上」(みりんや20度未満の日本酒を含む酒類では作れません)

当店が「富久錦・純米原酒20度」をおすすめしているのは有機栽培の〈純米〉酒で20度のものは全国でも見あたらないこともありますが、この規定によるところもあります。

知り合いの人に頼まれて、お客様に代わって作るのは禁止です

酒税法「自ら消費するため」

自ら消費するための範囲には同居の親族を含みます。他人の委託を受けて作ることは出来ません。念のため。

純米酒で漬ける!美味しい梅酒の作り方

お酒・糖類にこだわる!美味しい梅酒の作り方 1(準備)

梅酒の作り方 1(準備)梅を一晩水につけておきます。(金気の鍋ではなく、プラスティックのボールがいいです。)南高梅は、当店では TV「どっちの料理ショー」の極上素材でも紹介された 紀州みなべの瀧川農園さんの南高梅を産直で取扱しています。(5kg単位になります) 
純米酒で漬ける場合は必要ありません。

梅酒の作り方 2(水洗い)

梅酒の作り方 2(水洗い)ていねいに水洗いをして、へたをとります。(つまようじで取ると取りやすいです。)
余りごしごし洗う必要はありません。(減農薬の梅を使うと安心ですね。)

梅酒の作り方 3(水切り)

梅酒の作り方 3(水切り)ざるに開けて水切りをします。乾いた布でていねいに拭きましょう。完全に水気をふき取りましょう。

梅酒の作り方 4(漬ける)

梅酒の作り方 4(漬ける)広口瓶を用意して瀧川農園の南高梅の3分の一を入れ氷砂糖の3分の一をいれる作業を3回繰り返します。(当店おすすめの果糖で漬ける場合は順不同)、上からお酒を静かに全部入れます。入れ終わるとふたをきっちり閉めましょう。今日の年月日を書き込んだラベルを貼りましょう。
ここで お酒は、梅酒用の純米酒が一押しです!純米酒と果糖との組み合わせになると上品で爽やかな甘みになるので、ホワイトリカーと氷砂糖の一般的な梅酒とはワングレードアップ!を体感できます。
せっかく時間と手間をかけて造るのですから、是非梅酒用のお酒糖類も色々な組み合わせを選んでくださいね。 
梅酒の作り方 5(保管)

梅酒の作り方 5(保管)冷暗所で保管します。月に一二度ゆっくり動かして糖分を均一にしてあげましょう。特に純米酒で漬けた場合には、他の酒類にくらべてアルコール度数が低いですので、最初しばらく梅の実が浮いてくる間、表面が乾燥しますとカビの恐れがありますので、ゆすったりして梅の表面がたえず液で濡れている状態を保ってください。

梅酒の作り方 6(熟成)

梅酒の作り方 6(熟成)2~3ヶ月で出来てきますが、梅の実は取り出さないで長く漬けておくとこくが出てきます。清酒で漬けた場合は6ヶ月ぐらいで飲めますが、12ヶ月ごろが香りもこくも出て美味しくなります。本格焼酎で漬けた場合は梅の果肉が柔らかいときは3ヶ月以上堅いときは12ヶ月で、美味しくなります。

当店では、アルコール抜きの梅酒のジュースも夏バテにおすすめです!  
梅ジュースは、果糖でも出来ますが、天然酵母菌が入っている「コーボン」で造ると本当に美味しく、健康飲料になります(参照:梅シロップの作り方へ)
梅酒飲んだあとの梅の実は梅ジャムにも出来ます 

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