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梅酒作り10ヶ条

 

梅酒、果実酒作りの前にまず「これだけは知っておきたい!」チェックポイントをご紹介

その1:使うお酒は安全なものを選びましょう

安全に疑問のある廃糖蜜から造ったホワイトリカーが一般的ですが当店では健康を考えて特別栽培の「富久錦・純米原酒20度」無添加・残留農薬ナシ「天盃・梅酒用焼酎35度」を主におすすめしています。お好みにより泡盛「瑞泉 青龍30度」本格黒糖焼酎「浜千鳥乃詩(梅酒用)原酒38度」をおすすめしています。 もちろん、マニアには、ブランデー、ウイスキ-、ジン、ウォッカ、ラムなどもありますが一般に梅酒用として売られている1升瓶やパックのものはおすすめしがたいので扱っておりません。

なぜなら飲用に使われることのないと言うよりはそれだけでは飲めないホワイトリカーや梅酒用ブランデー、梅酒用ウイスキーと称するものでおいしい梅酒は出来ません。 ブランデーやウイスキーで作る時は普通に飲むために販売されているブランデーやウイスキーで作られることをオススメします。

梅酒用ブランデー、梅酒用ウイスキーのラベルを見ていただければ分かりますがこれらはお酒の区分としてリキュールの表示があると思います。これはブランデーやウイスキーに他のものが混ぜ合わせてあるということでホンモノのブランデーやウイスキーではありません。

せっかく手間、暇かけて家庭で作るのですから、買おうとしても買うことのできないいちばん身体に良い梅酒をつくっていただくとが当店の願いです。

その2:使う果物は新鮮なものが一番《樹上完熟》

材料の種類によって熟成の度合いは異ってきますが、何を使うにしても、新鮮で傷んでいないものが一番。 梅の時期に当店でおすすめしています。

「滝川農園の南高梅」は梅造り名人が有栽培した最高の南高梅ですが、さらにおすすめする理由は 前日まで樹上で完熟をまっていた梅が午前中に収穫されて翌日お手元に届きます。 それに化学肥料や除草剤は使わず殺虫剤も極力抑えて栽培されています。

その3:もっと身体にやさしい糖類を!

一般的には氷砂糖が使われますが糖分の取りすぎは体質を酸性にし肥満、糖尿病等々の心配もありますので当店では果糖、ハチミツをおすすめしています。

果糖は高い浸透圧(果物の成分を抽出させる力)で普通の糖類の2倍の力を発揮、さらに保香性が強く、また梅にシワができにくくカビの予防効果もあり、また吸収されると生命維持のみなもとであるグリコーゲンを多量に作り出すと言います。(詳しくは果糖の項をご覧下さい)

昔どおり氷砂糖でと言われる方にもとっておきの氷砂糖をご紹介します。ついでに最初のは糖分は少なめ目にいれることをおすすめします。材料からのエキスの抽出は浸透圧によりますので全く入れない訳にはまいりませんが、控えめに入れることをおすすめします。出来上がってから甘味料を好みに応じて加えることにより、味をやわらげ、まろやかにします。

その4:水けを切れ!

材料を水洗いしたあと、水けは十分にふきとります。水けの残ったまま容器に入れると、原酒が薄められるし、カビや腐敗の原因となります。

その5:細かい比率は気にしないで大丈夫!

好みによって、材料とお酒の比率はまちまちです。各項ごとに、だいたいの目安を紹介していますが、「比率を違えても、それなりのできばえが楽しめる」という大原則を、知っておきましょう。

その6:熟成度も、好みの領域

多くの果実酒は2~3ケ月で熟成するのですが、半分ほどの期間が経過すれば、たいていは飲むことが可能です。若い味覚を楽しむか、熟成の未知の世界もあります。

その7:ときには、ゆすってやる

瓶の中での混ざり具合やまた細かく言えば植物の育った環境によっても、上下表裏の生育の状態が異なるものですので同じ果実や花であってもより効果的にエキスを抽出するために、数日ごとに容器をゆすって、材料を動かしてやるといいでしょう。特に最初は梅の実が浮いたりするので 梅の実が沈んでしまう2週間くらいの間は浮いた梅の実は空気にふれそこからカビが発生したりしますので毎日ゆすって液に濡れた状態を保つよう心掛けて下さい。

その8:長期保存は、色つきびんで

容器は、市販の果実酒用広口びんでも、インスタントコーヒーやジャムの空きびんでも良いですが、ニンニクなど長期保存用は、温度、光線の影響が、比較的少なくなるから色つきびんが好ましいです。

その9:保有は冷暗所で

光の射す、明るい場所で保存するのは禁物です。北側の縁の下か台所の床下、マンションなら、押入れの下段などが良いでしょう。冷蔵庫では、温度が低すぎて 熟成しないのでかえってよくないです。

その10:ルールを守って おいしい果実酒を作りましょう

ブドウは作れません

昭和46年以来、果物、野草を問わず、ほとんどの植物が家庭用果実酒の素材に使えることになっています。ただし、穀類とブドウ、ヤマブドウは、醸酵させて酒類を作ることができるので、酒税対策上と思いますが解禁されていません。

酒税法「酒類と混和する物品は糖類、梅その他省令で定めるものに限る」(葡萄/米・麦・あわ・とうもろこしなどの雑穀は不可)

みりんや普通の日本酒で作ることは禁止です。

酒税法「混和前の酒類は、アルコール分20度以上」(みりんや20度未満の日本酒を含む酒類では作れません)

当店が「富久錦・純米原酒20度」をおすすめしているのは有機栽培の〈純米〉酒で20度のものは全国でも見あたらないこともありますが、この規定によるところもあります。

知り合いの人に頼まれて、お客様に代わって作るのは禁止です

酒税法「自ら消費するため」

自ら消費するための範囲には同居の親族を含みます。他人の委託を受けて作ることは出来ません。念のため。


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